【レビュー】アークザラッド

本作は1995年6月30日にソニーより発売されたPS用SRPG。
売上本数はベスト版も含めて160万本を超えている。
現在ではオリジナルのPS版の他にもゲームアーカイブスや携帯アプリ版も存在する。
ストーリー
完全に続編を意識した作品で、2のプロローグ作品と捉えることができる。
シナリオ内容は短く全体的にあっさりしているため、キャラへの感情移入が難しい。
また、展開が急すぎて幼稚だと感じるシーンも見られる。
他には行動の自由度が少なく冒険をしている気分になれないことも挙げられる。
というのも、目的地に行くと勝手にイベントが進行し、通常のRPGのように自由にキャラを歩き回らせることがほとんどできないからである。
そのため、他のRPGと比べると一本道でプレイしているという感覚が非常に強く、息苦しさが感じられる。
戦闘
戦闘のテンポはSRPGにしてはかなりいい方だろう。
攻撃や待機はコマンド入力する必要がなく、最も使うコマンドがすぐに使えるのは非常に使い勝手が良い。
これは戦闘システムがシンプルであるから可能だとも言える仕様である。
その戦闘システムはSRPGのベースとなるものしか存在しないと言っても過言ではない。
攻撃・移動・待機・魔法の4種類だけである。
そのため、SRPG初心者には取っ付きやすくオススメできる作品と言えるだろう。

難易度
段階をしっかりと踏んで進めていけば詰まるような場面はあまりないはず。
例え詰まったとしてもフリーエリアで数回バトルすれば問題がない程度である。
戦略性はあまり影響しないため、戦闘が難しいということもないだろう。
ただし、全メンバーのレベルを平均的に上げていくとフリーバトルを余計に繰り返すことになるだろう。
逆に1人だけ集中してレベルを上げても問題なくクリアできてしまうのだが、これは戦闘バランスが悪いと言わざるを得ないだろう。
ボリューム
初プレイ時のクリア時間は7時間(やり込み要素未クリア)
RPGとしては致命的な短さである。
やり込み要素としては寺院・闘技場・遺跡がある。
しかし、それでもボリュームが大きく増すということはない。
●寺院・闘技場
寺院では全11ステージ用意されており、各ステージ1種類16体の敵が出現する。
闘技場に関しては1対1のバトルとなっており、勝数に応じてアイテムが手に入る。
●遺跡
全50F存在し最終フロアにはボスが存在する。
地下50Fまで降りてもそこから地上へ抜けるには再び階段を上って戻らなければならずかなり面倒である。
しかも、途中でセーブができないことも痛い。
50Fまで降りると数時間セーブできずプレイし続けなければならないのは据え置きゲーム機のソフトとしては致命的な仕様ではないだろうか。

アークザラッドだけで評価を下してはならない作品かもしれない。
というのも、完全に続編を意識した作品になっていて、1というよりかは2のプロローグと捉えた方が適切なのである。
そのため1が2にどれだけ関わってくるかに期待したい。
あえて本作単体で評価を下すとなると、完成度は低いと言わざるを得ない。
システムに関してはシンプルで問題はないが、悪く言えばオリジナリティーがない。
また、シナリオに関しては短すぎて未完成であることが否めない。
発売当時に定価で購入したら損をすると感じる人が多いと思われるような作品。
ただ、私自身がSRPGが苦手なのだが本作をプレイしていてSRPGが嫌だと思うことはなかったのは評価できる。
恐らく、その一番の理由は戦闘テンポだと考えられる。
今までプレイしたことのあるSRPGは戦闘テンポが非常に悪かったため、どのゲームもクリアまでたどり着かなかったのだが、本作はボリュームが少ないがクリアまでしている。
2も同じくらいのテンポなら苦にならないとも感じているほどである。
同じような境遇の方は一度プレイをしてみるといいかもしれない。
この記事へのコメント
コメントの投稿
コメントありがとうございます。
どんなに古い記事でも必ず返信させて頂きますのでお気軽に書き込みください。
また、スパムコメントが目立つため画像認証を取り入れていますがご理解ください。
Trackback














